ホッキ飯やお寿司として人気のホッキガイ。そのおいしさを広めようと各地で養殖が盛んに試みられていますが、完全な養殖は未だ成されていません。それは、5年かかってやっと1cm位しか成長しないという成長の遅さ。そしてカゴに入れて垂下すると正常な生活が妨げられ成長しないというデリケートさにあります。ところで、ホッキガイはウバガイという名称をもちながら、なぜ「ホッキガイ」と呼ばれているかといいますと、その分布が北に寄っているため「北寄貝」とのこと。また、貝としてはとても長寿で36年〜38年も生きるといわれています。まさに北の海でじっくりおいしさを蓄えている、といったところでしょうか。